mbooks-in-nookの日記

-左車線しか走れない-

2023.1.13金曜日 あたたかいの日

日記、一日のおわりに、まだちゃんと覚えているうちに、その日あったことや感じたことを記したいのに、正月明けからずっと疲れていて帰宅して少し休むとすぐ寝てしまう。なので翌日以降に思い出しながら書いている。

 

今日は昼休み何となくラーメンが食べたくなった。歩いて行ける場所にひとつ浮かんだのでそこへ行こうと思ったが、車で通勤したので何もはおらずに家を出て来たのを思い出し、寒いから無理だな、と車へ乗り込もうとしたところ思いのほかあたたかい。風もあまりないので行けるかも、と思いそのまま歩いて出た。ラーメン屋まで歩いて10分もかからないくらい。空は薄く青く、気持ちがよかった。やっぱり生き物は五感に触れないとだめだ。

 

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ラーメン屋は残念ながら閉まっていた。ここは早く来ないとすぐに売り切れてしまうのだ。また早番の日に来よう。仕方ないのでうろうろする。ほかのラーメン屋も数軒のぞいてみたがピンとこないので、いつもの定食屋へ。ちょうどお昼の混雑が終わって空いていた。好きな席に座る。ラーメンもあったけど、ラーメンはラーメン屋で食べたい。一番最初に目についたアジフライ定食にする。

 

 

年明け早々、派遣の子が辞めたダメージが想像以上で自分でも驚いている。やっと1か月経ったところで本人も一生懸命頑張っていたし(そう見えた)、私たちも丁寧に根気強く、ゆっくりゆっくり教えていた。ゆっくりなタイプの子だったから、電話応対もなかなか出来なかったが、ぐっとこらえて見守っていた(40歳でそれなりに社会経験のある子だったけど)。なにしろ覚えることがたくさんあるし、全く性質の違う業務を同時進行で2つこなさなければならないので。でも優しく丁寧にしすぎかな、と思うことは度々あった。自分自身のこれまでの転職経験を思い返すと、こんな優しい会社はない。仕事をまともに教えてもらえないなんてザラだったから、いつもどの業界でも、どうにかこうにかして、自分で自分の仕事を作ってきた。きちんと教えることも大事だけど、選んで入った職場なら、主体的に動く必要もあるのでは?と。

 

まあそれは別として、私がショックなのは何も言わずに黙って去った事だ。正社員でも派遣社員でも、仕事の内容や会社の雰囲気が合わなかったのなら正直に言ってもらって全くかまわないのだ。誰にだって相性や得手不得手はある。仮病で休んで(私物はこっそり事前に持ち帰っていて)そのまま勝手に退職し、本人以外の人からその事実を聞くなんて、とっても残念だし悲しい。そしてどうしてこんなにがっかりしているかというと、夏にも全く同じ出来事があったから。半年の間に2回も、一生懸命みんなで対応してきた派遣さんが逃げるようにいなくなってしまった。あぁ。

 

以前、私自身も派遣社員で働いていたことがある。家庭の事情で辞めることになった時、派遣元よりも一番迷惑をかける派遣先の上司にまず相談した。お世話になったし出来るだけスムーズに退職出来るよう、引継ぎもきちんとした。まわりの仲間たちも同じようにしていた。だから、びっくりしてしまったのだ。時代が変わったのか、派遣社員の認識が変わったのか。そもそもは個人の性質の問題なのかもしれないが。

 

そんな訳で、がっかりの深い闇に覆いまとわれながら、また人手が足りなくなった職場へ通う毎日がはじまった。ワンオペが増えたり、休憩がまともにとれなくなったり、私も更年期にさしかかり不定愁訴がひどいのでまあまあ体がきつい(間借り本屋の更新もそういうわけで当面は不定期になります)。次の人が少しでも早く決まるように祈りながら、アジフライを食べた。

 

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揚げたてでじゅわじゅわのアジフライは、やわらかくてジューシーで、とってもおいしかった。