mbooks-in-nookの日記

-左車線しか走れない-

2023.1.22日曜日 新月の日

今日もソファで目覚める。寝落ちの場合も多いが、あえてお布団に行かないときも定期的にある。布団の部屋の方が眠れない気がして(理由は自分では何となくわかっている)わざと茶の間で寝る。最近はずっとそう。

 

7時過ぎていたけど、カーテンを開けたら最高に朝焼けがきれいで(ここ2~3日は曇りや雪だったからなおさら)思わず声が出た。夕焼けも仕事帰りの星空も、眺めるのが好きでついつい立ち止まってしまうことが多いけれど、今年に入ってからはもっぱら朝焼けに夢中。きれいなグラデーションを見ていると吸い込まれそうになる。雲と空と東の山々の境目がわからなくなって、海みたいに見える。

 

さて、今日は新月。毎月新月の日は、何かしら新しいものをおろすようにしているのだが(歯ブラシとか)今日はどうしよう。靴下にしようかな。

 

昨日はからだが怠くて怠くてきつかった。排卵のせいか。やっぱりここ数年は生理前後より排卵日の方が体調が良くない。頭がぼーっとして眩暈したりするし、とにかく体に力が入らず元気に動けない。気分も落ち込む。夕方以降は同僚と会話する気力もなくなり黙々と業務を終わらせた。

 

今日は昨日よりいくぶん調子がいいみたい。助かった。

 

視線の先に、数日前、実家の庭からもらってきた南天が飾ってある。鮮やかな赤い実たちは小さくて不揃いで可愛らしい。赤って元気が出るな。私の部屋は落ち着く茶色とグレーばかりでとても地味だけど、たまにこうやってビタミンカラーがあると間違いなく心に影響する。色って大事だなと思う。

 

ニャアはやわらかいご飯以外もよく食べるように戻ってきたので少しほっとしているが、口の腫れがどうしても完全にひかないので、今月中にもう一度受診した方がいいかもしれない。

 

 

 

 

 

 

2023.1.16月曜日 待機の日

父親の目の手術のために今日から連休にしていたのだが、コロナで入院病棟までの付き添いは出来ないと後からわかり(ああそうだった)と思いひとまず何かあった時のための待機日とする。高齢になると大半の人がなる症状とは言え、家族が入院したり手術をしている間は何となし気持ちが落ち着かない。しかも70歳手前あたりから物忘れがはげしくなった(何度か認知症検査もしたがいまのところ大丈夫なラインらしい)父なので、ひとりにしておくのが心配なのもある。まあそう言っても仕方ないし、考えてみればずっと病院にいるので何か起きても逆に安心だと気付き、淡々と過ごす。

 

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まだ年が明けて2週間というのが信じられないくらい濃厚な日々で疲れが溜まっていたので、確固たる理由があって仕事を休めることにありがたさも感じる。手術は夕方からだと聞いていたので、その前にスーパー銭湯に行っておくことにした。年末ぶりの銭湯。沁みる。一昨年からどんどんガス料金が値上がりし、冷えとりのため日課にしていた半身浴を諦めなくてはならなくなった。なので湯船に浸かりたい時は時々銭湯に行く。地方に住んでいるので、まだまだワンコインで入れるお風呂屋さんがたくさんある。銭湯を出たあとは何となくアパートで過ごしたくなくてスタバへ移動する。スマホも充電できるし、電波もつながるし、何かあっても大丈夫。わたしも人の雑踏の中に居たほうが落ち着く。

 

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スタバって、PCを持って入った時は座る席が決まっているのだが、手ぶらで入ったときはどこに座ろうか、わりと悩む。読書したり手帳を書いたりしたい時はテーブルが高い方がいい。ただスマホをいじりたいときは共有のソファ席で十分。でも、たいがいどの席も程良く埋まっていて、人との間隔を空けるとなると、焦って変な席を選んでしまったりする(落ち着かないときはちゃんと移動する)。今日もそのパターン。お正月の分のブログを更新しようと思うも進まず。

 

夜、母から電話。父の手術は無事済んだようで(自分で病院の公衆電話から自宅へ電話してきたとのこと)安心する。片側は白内障だけではなく、糖尿病の影響なのかもう少し深い手術をしたので回復には多少時間がかかるそう。妹にも報告のLINEをした。

 

ニャアは口の炎症はまだおさまらないものの、食欲もあり元気。よかった。

2023.1.15日曜日 ベイビーベイビーの日

去年からわたしの周辺は人生何度目かのベビーラッシュ。昼間、産休中の同僚が秋に生まれた赤ちゃんを連れて職場へ遊びに来てくれた。抱っこさせてもらう。わたしは子どもを産まないできたけれど、友人や親せきや同僚の赤ん坊をさんざん抱っこさせてもらってきたので、だいぶ慣れてきたものだと抱っこしながら思った。あたたかくて、ちいさくて、特有のにおいがして、すごく大切なもの。特にこんな感染症が流行しているような時期に当たり前のように抱かせてくれることに感謝して、気を付けながら抱いた。赤ちゃんてすごいパワーだ。それまでの疲弊も心の泥も一瞬でどこかへ消えてしまった(毎日お世話をしている両親はそうはいかないだろうけど)。

 

その後、昼休みに別室で食事をしていたら、今月末が予定日だった友人から、2週間早く産まれたと写真付きのLINEがきた。昨晩産まれたての、まだ本当にこの世に出て来たばかりの赤ちゃんが、大声で泣いているのが見てすぐにわってくるような写真だった。破水してから24時間かかったそうで疲労困憊だろうに、赤ちゃんを抱いている友人の表情はやわらかい笑顔ですごくかわいかった。

 

赤ちゃん。みんな、凄いなあと思う。相手を見つけて、家族になって、妊娠して、無事に臨月を迎えて、ちゃんと産んで、育てて。こんな奇跡のようなものすごい確率のことをしっかりやってのけている。結婚しない選択肢も、子どもを産まない選択肢もあるけれど、わたしのまわりはほとんどのひとがその選択肢を選ばない。それが最終的に幸せだったか、納得しているかは別として、みんながみんなそれを出来ていることに、年をとるほど驚き、感動している。

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自分の結婚(過去の)のことや出産・育児について考えたり感じたりしてきたことは、またいつか書けたらいいな。

 

2023.1.14土曜日 お昼食べすぎの日

今日は来週の入院(目の手術)にそなえて父のPCR検査の日。地元の総合病院で目の手術ができないため、年末から何度も手術の説明やら何やらで片道小一時間ぐらいかかるこちらの病院まで来ている(それだけでぐったりしてしまいそうだ)。老いた持病持ちの両親が自力で運転して遠い病院通いをする事はとても心配なのだが、私は仕事がなかなか休めないし妹は県外にいるので頑張ってもらうしかない。そして地元の総合病院(いくつもあるのに)がもっと充実することを祈るばかり。

 

午前中は両親が無事検査をして帰宅したか気になって落ち着かなかったが、昼ぐらいに母から帰宅メールが来たのでホッとする。

 

今日もお弁当を作る気力がなかったので、カップ麺とみかんを持ってきた。週末なので日中割と忙しくお腹が空いてしまい、コンビニでおにぎりと唐揚げと副菜を買い足す。さすがに多いかなと思ったが全部食べてしまった。バタバタしている日は昼休みが夕方近くになったりするので、夜ご飯も兼ねていると思えばまあいいか。

とにかく疲れている。ずっと怠いし眠りは浅い。まずいなぁと思いつつ、気持ちも疲れているのでなかなか生活にハリを持たせることが出来ない。仕方ない。今はこういう時期なのだ。無理して家事や炊事を一生懸命やる方が余計な負担やストレスがかかる気がする。今月を乗り切ればどうにかなりそうなので淡々とやっていこう。

 

夜、去年買ったマイブックを見つけぱらぱらめくってみた。2月に急に思い立って買ったマイブック。去年も毎日日記を記録したくて試行錯誤していたのだ。noteだとどうしても続かなかったので手書きなら…と考えたのだけど結局3月のある1日にどうでもいいような事を書いただけで後はまっさらのまま終わった。何にも書かれていない紙をめくりながら、去年起きた色々な出来事をゆっくり思い出してみる。最近ぐったりするあまり投げやりな気持ちになりかけていたけれど、丁寧に振り返ると、うれしいこと、沢山あった。ドキドキしたことも。雑多な日々の中、相変わらず不器用に一生懸命生きた1年だった。

 

 

火曜に注射を打ったニャアは少しずつ元気が出て、食欲も戻ってきた。カリカリも先週より食べている。それでもまだ沢山は食べないので、チュールや鶏のささみのほぐしたのにお湯をかけたものを出す。チュールは元気な時よりよく食べる。ささみスープは汁がおいしいようですぐに飲み干してくれた。歯茎の腫れはまだ完全にひかないが、赤みはだいぶ消えた。このままお薬がどんどん効きますように。

 

家族(父と猫)の調子が悪いと、ついつい引きずられてしまう心配性な私。こういう時こそ全員を明るくひっぱっていける肝っ玉熟女になりたい。

2023.1.13金曜日 あたたかいの日

日記、一日のおわりに、まだちゃんと覚えているうちに、その日あったことや感じたことを記したいのに、正月明けからずっと疲れていて帰宅して少し休むとすぐ寝てしまう。なので翌日以降に思い出しながら書いている。

 

今日は昼休み何となくラーメンが食べたくなった。歩いて行ける場所にひとつ浮かんだのでそこへ行こうと思ったが、車で通勤したので何もはおらずに家を出て来たのを思い出し、寒いから無理だな、と車へ乗り込もうとしたところ思いのほかあたたかい。風もあまりないので行けるかも、と思いそのまま歩いて出た。ラーメン屋まで歩いて10分もかからないくらい。空は薄く青く、気持ちがよかった。やっぱり生き物は五感に触れないとだめだ。

 

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ラーメン屋は残念ながら閉まっていた。ここは早く来ないとすぐに売り切れてしまうのだ。また早番の日に来よう。仕方ないのでうろうろする。ほかのラーメン屋も数軒のぞいてみたがピンとこないので、いつもの定食屋へ。ちょうどお昼の混雑が終わって空いていた。好きな席に座る。ラーメンもあったけど、ラーメンはラーメン屋で食べたい。一番最初に目についたアジフライ定食にする。

 

 

年明け早々、派遣の子が辞めたダメージが想像以上で自分でも驚いている。やっと1か月経ったところで本人も一生懸命頑張っていたし(そう見えた)、私たちも丁寧に根気強く、ゆっくりゆっくり教えていた。ゆっくりなタイプの子だったから、電話応対もなかなか出来なかったが、ぐっとこらえて見守っていた(40歳でそれなりに社会経験のある子だったけど)。なにしろ覚えることがたくさんあるし、全く性質の違う業務を同時進行で2つこなさなければならないので。でも優しく丁寧にしすぎかな、と思うことは度々あった。自分自身のこれまでの転職経験を思い返すと、こんな優しい会社はない。仕事をまともに教えてもらえないなんてザラだったから、いつもどの業界でも、どうにかこうにかして、自分で自分の仕事を作ってきた。きちんと教えることも大事だけど、選んで入った職場なら、主体的に動く必要もあるのでは?と。

 

まあそれは別として、私がショックなのは何も言わずに黙って去った事だ。正社員でも派遣社員でも、仕事の内容や会社の雰囲気が合わなかったのなら正直に言ってもらって全くかまわないのだ。誰にだって相性や得手不得手はある。仮病で休んで(私物はこっそり事前に持ち帰っていて)そのまま勝手に退職し、本人以外の人からその事実を聞くなんて、とっても残念だし悲しい。そしてどうしてこんなにがっかりしているかというと、夏にも全く同じ出来事があったから。半年の間に2回も、一生懸命みんなで対応してきた派遣さんが逃げるようにいなくなってしまった。あぁ。

 

以前、私自身も派遣社員で働いていたことがある。家庭の事情で辞めることになった時、派遣元よりも一番迷惑をかける派遣先の上司にまず相談した。お世話になったし出来るだけスムーズに退職出来るよう、引継ぎもきちんとした。まわりの仲間たちも同じようにしていた。だから、びっくりしてしまったのだ。時代が変わったのか、派遣社員の認識が変わったのか。そもそもは個人の性質の問題なのかもしれないが。

 

そんな訳で、がっかりの深い闇に覆いまとわれながら、また人手が足りなくなった職場へ通う毎日がはじまった。ワンオペが増えたり、休憩がまともにとれなくなったり、私も更年期にさしかかり不定愁訴がひどいのでまあまあ体がきつい(間借り本屋の更新もそういうわけで当面は不定期になります)。次の人が少しでも早く決まるように祈りながら、アジフライを食べた。

 

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揚げたてでじゅわじゅわのアジフライは、やわらかくてジューシーで、とってもおいしかった。

2023.1.12木曜日 朝焼けはこんなにきれいなのに。

泥のように起きてカーテンをあけたら、朝焼けが今日もきれいすぎてつい目が離せなくなってしまった。東の空のだいだい色とピンクとグレーのグラデーションがものすごくてこんなの絶対人工的には表現できない、と思う。

 

 

こんなに芸術的な空を眺めながらも、私の気持ちは暗い。相変わらず体調もいまいちだし(先月から胃腸炎になりかけては持ち直し、風邪をひきかけては這い上がり…の繰り返し)、会社の人員のことを考えると滅入る。でも、朝の甘えん坊タイムでニャア先生を抱っこしておしゃべりしていたら、この私のどよんとしたエネルギーが一番ニャア先生に良くないのではないかと気が付いて、無理やり元気をだした。

 

YouTubeをよく見るのだが、今朝また良い番組を発見し、しみじみとした気持ちになって、なんだか泣きたくなった。母方のばあちゃんを思い出した。大人になってから、もっともっとたくさん話していたらよかった。いろんな思いや本音を聞いてみたかったな、と思った。

 

https://youtube.com/@GrandmasRecipes40

 

 

2023.1.10火曜日 猫と病院

数日前、一緒に暮らしている14歳のおじいちゃん猫、ニャア先生の口元に違和感があるのを発見、右側の前歯の歯茎が一部赤く腫れている。最初は人間と同じ歯槽膿漏かな、数日たてば自然に治るものかな、などと考えていたのだが、腔内のトラブルは初めてだったのと、ご飯を食べる量が減っていたのであらためて調べてみる。すると猫にも口内炎や歯肉炎などがあり、酷い場合は注射に通ったり、手術も必要になるとのことだった。なによりまず、痛みで朝晩の食事が出来なくなってしまったらますます弱ってしまう。腎臓も加齢とともに数値が良くなくなってきていたので、内臓から来ている不調の可能性もある。調べれば調べるほど不安になってきた。生憎ちゃんと気が付いたのが土曜日。しかも3連休だったのですぐに病院に行けないもどかしさ。火曜日まで待ってね、と言いながらチュールなどやわらかいフードをご飯代わりにして過ごしていた(幸い、少しはカリカリも食べ、水も飲み、排便排尿も定期的にし、よだれもなく、走り回って遊んだりもしていたので様子をみながら仕事に行ったり他の用事を済ましたりしていた)。

 

 

そして今日、朝いちばんに病院に電話するとどうやら休みのよう(泣)。仕方ないので数年前2回ほど健診を受けたことのある病院へ。ここは前のベテラン先生が良くて(奥様もヨガ教室で知り合った素敵な方だった)通い始めたのだけど、それから間もなく先生が引退されてしまい、残念に思っていたのだった。新しい先生も元気でハキハキとわかりやすく説明してくれる先生だけど、動物病院の選び方って、飼い主の本能や直感みたいなものにかかることが大きいように思うので、なかなかむずかしい。

 

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順番が来て症状を話し診てもらうと、何かの細菌による炎症かもしれないね、とのことで抗生物質の注射を打つことに(私は気付かなかったが歯茎から膿が出ていた)。2週間様子を見て、腫れがひけば大丈夫。ひかないようだったら他の原因が考えられるからまた調べましょう、ということに。ネットで見た喉の奥にたくさん口内炎が出来ている症状はないか心配だったので診てもらうと、喉周辺はとてもきれいな状態だった。ひとまず安心。注射が効きますように。去年の9月に健康診断をした時より体重が落ちている(5.3→4.7㎏)のが気になった。先生にも言われる。ここ数か月目立って体調の変化や変わった様子はなかったのだけど。冬になると寒さでより体調を崩す子は多いようなので、寒さ対策をもっと気を付けなければと思った。

 

 

猫の半年は人間の1年。ニャア先生の微細な変化にもっと気付けるよう、余裕をもった生活を私がしないと、とあらためて深く感じた日でした。